バイシクルステップの特長 About BICYCLE STEP
組み立てへのこだわり
組み立ては、最初が肝心
意外かもしれませんが、お店に届いたバイクは一度バラしてから半日かけて丁寧に組み上げていきます。
安全に快適に長く乗って頂くためには、欠かせない事だからです。組み立ての流れ
皆様に快適かつ安全にお乗り頂けるスポーツバイクをご提供するために、BICYCLE STEPでは”自転車の価格に関係なく”、こだわって組立て作業をさせて頂いております。 ここでは当店の組立て作業内容の一部をご紹介させて頂きます。こだわりのメンテナンス【開封作業~ヘッドばらし、BB分解&グリスアップ】
①開封を行います
まず箱の中から開けるとフレームやホイールなどが梱包された状態になっています。 ここから梱包を剥がし、塗装のチェックをしていきます。
②ヘッドをばらし、グリスアップを丹念に行います
塗装のチェックが終わるとヘッドと呼ばれる部分のパーツをバラして、丁寧にグリスアップを行います。
ヘッド周りはハンドルを操作する重要なパーツで、ここにベアリングが入ります。
なので、ホコリや雨が入っても大丈夫なように、ベアリングの外側である部分にグリスを塗って、 乗り続けても安全にハンドリングができるようにさせて頂いております。③シートポストが入る個所の研磨作業を行います
この中にシートポストが入るわけですが、そのまま突っ込んで締めるとシートポストにキズが入りやすくなってしまいます。
なので、研磨してバリがある部分を滑らかにし、サドルを上げ下げしても目立たないようにします。 もちろんシートポストを入れる際には適正なグリスを中にも塗っています。④BBが安全かつスムーズに回転するかチェックを行います
ヘッド同様回転部分でありぺダリングする上での根幹となるBB。
BBの規格にもよりますが、バラすとこんな感じです。 左右のトルクをしっかり確認し、安全かつスムーズに回転するように工夫しています!こだわりの【ハブ、リムテープの調整チェック~センター出し&振れ取り、エンド修正】
⑤スプロケットのチェックをおこないます
ホイールは直ぐにフレームに取り付ける前に、調整を行っていきます。
具体的には、スプロケットのチェック、リムテープのチェック、ハブのチェック、センター出し&振れ取りetc・・・ どれ一つ欠けてもダメですし、一切妥協なしです。- ハブとは? ホイールの回転を司る部分。ホイールの中心部にある円柱型のパーツです。
- ホイールの振れとは? ホイールの軸方向(横)や半径方向(縦)に車輪が歪むこと。
まずはスプロケット外し、固着を防ぐためにグリスを塗布します。そして、適正のトルク(ネジの締め付ける力)で締め付けを行います
クイックレバーにも錆防止、固着防止のためにグリスを丁寧に添付します
⑥リムテープのチェックを行います
タイヤを剥がし、リムテープの状態をチェックしていきます。
トレックの場合はまずないですが、万が一のパンクを絶対に避けるために、必ずチェックを行います。⑦ハブの調整・確認を行います
まだまだふれ取り作業ではありません。次にハブの調整・チェックです。
この調整がちゃんとできていないと、本来回るはずのホイールが回転が重かったり、逆にガタが出やすくなってしまったりしてしまいます。⑧ホイールのセンター出しを行います
ここまで終わり、いよいよセンター出し&ふれ取りに作業に入っていきます。 ホイールのセンターは使用可能範囲内でわずかにずれている事もあり、フレームに対してより正確に真っ直ぐになるよう調整をしていきます。 専用の工具でチェックを行い振れ取りを行いながら、センターを出していきます。 センター出しも重要ですが、勿論ふれ取りも重要な作業、ホイールが正確に真っ直ぐ回転するように調整をしていきます。 これが終わると再びセンター出しのチェックを行います。
⑨エンドの修正を行います
ここでは、フレームと変速機をつなぐ”エンド”という部品の調整を行っていきます。
これが適正にできていないと、変速がきちんと調整ができません。こだわりの【サドル、ハンドル等の角度調整、ワイヤーカット、ブレーキ調整、シフト調整】
いよいよ下準備は終わり、本当に調整に入っていきます!! 大前提に、ハンドルの角度は調整澄で、細かい調整部分のご紹介です。
⑩レバーの角度調整を行います
ここの角度はブレーキのしやすさ、届きやすさに関わって来るため、標準では下の写真のように調整致しますが、女性や子供の場合はより届きやすくするためあえてこのような角度に調整させて事もあります。
レバーの握り幅も調整していきます。
お客様によって手の大きさが違うため、調整を間違えるとブレーキに届きにくい事があります。
BICYCLE STEPではお客様手の大きさに合わせて一つ一つ丁寧にセッティングしています。⑪サドルの調整を行います
ハンドルまわりができたら、次はサドルの調整を行います。
水平器を使って角度をきちんと調整し、基本はフラットに調整していきますが、乗り方やサドルモデルによってはあえて角度や前後位置を変える事もあります。⑫ワイヤーのカット&グリスアップを行います
ポジションも決まっていよいよシフト調整!
ではなく、調整の前にワイヤーカットとグリスアップを行います。 ここは多少企業秘密的な部分もありますが、おおまかに・・・。 まずはアウターワイヤーをよりスムーズな変速ができるように余分な長さをカットします。 この黒いワイヤーの中にインナーワイヤーが入るわけですが、長いとその分抵抗になり動きが重くなってしまいます。こんな感じに必要最低限かつ、ハンドルを切った時にも問題がない範囲で美しく切りそろえていきます。
インナーワイヤーにはそれぞれ専用のグリスを添附し、長期間に渡って快適に、スムーズにブレーキやシフトが動くように調整致します。
変速調整にもこだわります。
お客様の使い方やクランクの精度等によっても微妙に調整方法は変えていきます。⑬ブレーキの角度調整を行います
ブレーキの取付角度にもこだわります。
ホイールのリムに当たる角度によっては特にVブレーキは音鳴りの原因にもなりますので、前後で角度も微妙に調整します。 また、ブレーキのグレードには特にこだわっています。 ブレーキは命を守る大切な部品であり当然、快適かつ正確に作動する必要があります。トレックのロングセラー、大人気クロスバイク、FX3に関しても唯一の欠点はブレーキ本体です。 BICYCLE STEPではお客様に安全かつトラブルなく乗って頂きたいので、SHIMANO製のブレーキに交換する事を推奨させて頂いております。
全ての調整が終わり、部品の取り付けをしていくと完成です!
一台一台心を込めて組んだ自転車がお嫁に行くのは少々寂しい気持ちですが、この自転車で何か楽しい事が増えたり、新鮮な感動があったり、挑戦だったり、思い出だったり、素敵な出会いをしてほしい
そんな思いで納車をさせて頂いております。